2020年08月07日

【国際部】研究報告会(Zoom)

国際部副部長の中村です。

本年度三谷執行部での国際部研究報告会は、全青税初となるWEBによる直接配信型の研修会となりました。平日の夕方にもかかわらず、全国から60名ほどのご参加をいただきました。あまり馴染みのない国際部活動の一端を全国の青税会員のみなさまにお伝えすることができました。

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今回の研究テーマは『税理士が知っておくべきCRS(共通報告基準)』と題して、税務からはちょっと離れた切り口で取りまとめを行いました。

CRSとは租税回避防止を目的として財産情報や所得情報を各国間で共有するための仕組みで、税理士の日常業務とはあまり馴染みのない分野の話です。「どんな仕組みで海外の資産情報が税務署に筒抜けになるのか」といった視点で、税理士として知っておくべき基本的な知識を習得することを目的としました。

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執筆にあたっては、国際部のみならず三谷会長はじめ他の部の有志にもご参加いただきました。各々が業務を抱える中での取りまとめとなりますので、当初は一人当たりの所要時間を3時間以内に抑えることを目標に、簡単なレジュメを作って終わりにしようといった、ライトな雰囲気で準備を始めました。しかし、なかなかそういうわけにもいかず、結果として徹底的に作り込んだ報告会資料が完成しました。たくさんのアイデアをみなさんからいただき、初めにイメージしていた報告会とは全く違うものとなりました。告知チラシについても広報部長のセンスが炸裂し、かなりの注目を浴びるものとなりました。

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参加メンバーは「概要説明」「用語集作成」「ケーススタディ」の3チームに分かれて、資料集め、報告レポートの取りまとめ、報告会での解説までを分担しました。本年は新型コロナ禍の影響により実際に参集しての部会開催が困難でした。そのためすべてをWEB上でまとめていくという不便な制約下での準備となり、各チームとも夜も更けた時間に打ち合わせを重ねることとなりました。

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レポートをまとめていく過程で、地球規模の壮大な徴税網の中にも、私たち個人が関係する部分が随所にあることを感じました。また、こうした仕組みが昨今話題の行政のスマート化やFintechといったものと接続することで、SFに登場する怪物のような監視網が出来上がる可能性もあるのだろうか、そんな近未来では税理士はどんな活躍ができるのだろうか、といったことに思いを馳せたりもしました。

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おかげさまを持ちまして、全青税国際部発足10周年の節目に全国の青税会員向けにきちんとした形で報告会を開催することができました。改めまして心より感謝申し上げます。

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タグ:活動報告
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2019年09月06日

【国際部】2019韓国税務士考試会との勉強会(ソウル)

広報部長の山本祥嗣です。

9月6日(金)、韓国ソウルにて韓国税務士考試会との勉強会が開催されました。
平成22年の東京開催を皮切りに日韓両国で交互に開催され、今回でとうとう10回目です。

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この日、台風13号が朝鮮半島を縦断。良い天気には恵まれないものの、各地から集まった24名の参加者は無事、開催地である高麗大学にたどり着きました。

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両会長のご挨拶を皮切りに、勉強会がスタート。
それぞれ日本語、韓国語を織り交ぜて思いやりのあるご挨拶です。

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今回のテーマは、「地方税」
・・・え、地方税がテーマなの?と思ったみなさん。
韓国では数年前から地方税法の大規模な改正があり、地方自治体は地方所得税において独自に税率や税額控除などを設定できるようになったとか。地方税の税収も国の歳入の40%に達することになり重要性が増すことから、これまで以上に地方税業務において税務士が活躍できる場面が広がるようなのです。

・もし日本がそのように変わったらどうするだろう。
・その時、税理士は、青税は、どう意見するんだろう。

こういう視点を与えてくれるのが、国境を超えた活動の醍醐味なのかと思ったものです。

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発表は日本側から。
中村国際副部長と平良法対策部長が登壇しました。
説明するレジュメのタイトルは「地方税業務に対する税理士の役割と現況」
会員の皆様にご協力いただいたアンケートの結果も、添付資料に含めています。

個人的には、国際副部長だった前期、部員みんなで作ったレジュメです。
立派な冊子になって巣立っていく姿にこっそりと感無量だったのです。

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中村副部長がレジュメの内容を要約して説明していきます。
東本会員の通訳により進みます。

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日本では地方税は様々な種類がある中で、税理士が関与する地方税は一部のもの、国税に付随して計算、申告される住民税や、償却資産税、給与支払報告なんかが良くあるところ。

どうしても国税に付随して行い、税理士も納税者も、国税だとか地方税という線引きを意識せずに過ごしていることが多いですね。改めて地方税を俯瞰すると、いろんな種類があるんだとか、ほとんど賦課課税で税理士の出番がなく運営されているとか。レジュメづくりの中で新しい発見がありました。最後に税理士が今後活躍すべき地方税の領域として、固定資産税評価員、固定資産評価審査委員会などに民間の専門家として参画したり、監査委員など税の使われ方を評価したり、通常の税理士業務で培った能力を地方税の領域でも発揮できるところがあるでしょう、という形にまとめていきました。

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発表の後は、多くの質疑応答をいただきました。そもそもの制度が違うので、税理士同士では出てこない質問もちらほら。日本の常識だけで考えると視野が狭くなるものだなと、こういう時にしみじみと思うのでした。

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休憩をはさんで、韓国側の発表は、ユンジヨン税務士による「地方税業務環境の変化と税務士の役割」です。

地方税関連税制の改編により、独自の税率や控除制度を設けられることになった。また地方への税源移譲で地方税の割合が40%ほどに増加するなど、その重要性が高まっているとのこと。そうであれば、納税者の権利救済だったり、納税環境の整備だったり、やるべきことがたくさんある。発表では税務士の役割として、地方税範囲への業務拡大だけでなく、税務士としての権利救済制度への対応のためスキルアップが必要だと指摘をし、また国や自治体には、事前救済制度の充実や納税環境の整備として納税者への告知方法、納税方法の柔軟化などを挙げ、納税者が地方税納付に協力する環境が必要だと述べていました。

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さあ、今度は日本側からの質問タイム。
往年のレジェンドたちによる切れ味鋭い質問に、会場も締まります。
時間が限られていたので、聞きたいことの全部は聞けませんでしたが。
しかし、韓国の皆さんは日本語も勉強されていて、時折日本語で話しています。
ほんと感心しますね。

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さて、難しい話の後は、のどを潤し、舌鼓を打つ!
地方税だけでなく、本場のサムギョプサルを通じて言葉の壁を越える日韓租税専門家たち!

意外と言葉って通じるものですね。適当に勉強した英語もたまには役に立つし。
いざとなったらGoogle翻訳で何とかなるものです。

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二次会でも考試会のみなさんと熱く語り合い、ホテルまでお見送りを受けました。
台風が迫るものの、まだ嵐になることもなく、雨がちらつく程度のソウル市街。
2019年の勉強会の夜は無事に幕を閉じていくのでした。

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ご協力いただいた国際部の皆さま、アンケートに回答くださいました会員の皆さま。
皆様のご厚意は国境を越えて、韓国の皆さまに伝わりましたよ。
その実感を持ち帰ってくることができる、楽しい勉強会&懇親会でした。
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【国際部】韓国税務士考試会との勉強会inソウル

韓国税務士考試会との勉強会を開催いたしました。

日時: 2019年(令和1年)9月6日(金) 15時〜18時
場所: 韓国ソウル特別市 高麗大学
テーマ: 地方税業務に対する税理士の役割と現況
>> 勉強会の案内はこちら
 
タグ:国際交流
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2018年10月06日

【国際部】韓国税務士考試会との勉強会in京都

韓国税務士考試会との勉強会を開催いたしました。

日時: 2018年(平成30年)10月6日(土) 15時〜18時
場所: TKP京都四条烏丸カンファレンスセンター ホール2A
テーマ: 日韓両国の事業継承について
懇親会: 18時〜20時(TKP京都四条烏丸カンファレンスセンター ホール3A)
>> 勉強会の案内はこちら
 
 
タグ:国際交流
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2017年09月15日

【国際部】韓国税務士考試会との勉強会(過去の開催履歴まとめ H22〜H29)

韓国税務士考試会との勉強会を開催いたしました。
旧HPから一旦まとめて転載いたします。
(勉強会の案内/PDFは後日添付します)

◆ 韓国税務士考試会との勉強会 in ソウル
日時/詳細案内: 平成29年9月15日(金)

◆ 韓国税務士考試会との勉強会 in 東京
日時/詳細案内: 平成28年10月1日(土)

◆ 韓国税務士考試会との勉強会 in ソウル
日時/詳細案内: 平成27年9月11日(金)

◆ 韓国税務士考試会との勉強会 in 名古屋
日時/詳細案内: 平成26年10月4日(土)

◆ 韓国税務士考試会との勉強会 in ソウル
日時/詳細案内: 平成25年9月6日(金)

◆ 韓国税務士考試会との勉強会 in 大阪
日時/詳細案内: 平成24年9月15日(土)

◆ 韓国税務士考試会との勉強会 in ソウル
日時/詳細案内: 平成23年9月23日(金)

勉強会の様子: 「活動アルバム」にてご覧いただけます。

◆ 韓国税務士考試会との勉強会 in 東京
日時/詳細案内: 平成22年10月9日(土)

タグ:国際交流
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2011年03月28日

【国際部】震災に対してのお見舞いを頂戴いたしました

■当連盟の友好団体である「韓国税務士考試会」の会長より
今回の震災に対してのお見舞いを頂戴いたしました。
(2011年3月28日受信)

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日本青年税理士連盟
会長 片山泰宏 様

貴連盟の益々のご発展を祈念申し上げます。

去る三月十一日に発生した日本東北部地域の大地震に驚かれ、
その克服の為に大変ご苦労されていることと存じます。
私たち会員と我が国民も大変心を痛めております。
また、秩序を保ち整然と苦難を克服されている日本の方々から
多くのことを学んでおります。

わが国にも過去辛い時期がありましたが、
報道機関やボランティア団体主催の募金会場には多くの人が集まり、
過去苦しい思いをした方々も、日本の一日も早い復興と繁栄を祈っています。

我が韓国税務士考試会と日本青年税理士連盟は、
1992年から交流を始め、
2000年8月5日の友好協定締結を経て現在に至るまで、
両団体が相互の発展のために多くの努力をして参りました。
2003年秋には、わが国が台風により大きな被害を受けた際に、
日本青年税理士連盟から水害義捐金を頂き、
その関係はより近いものとなりました。

今回被災され苦しんでおられる方々に対して、
青年税理士連盟が行う支援計画がありましたら、
微力ながらご協力したいと考えております。
是非その状況をお知らせください。

今回の地震で被害を受けた会員がいらっしゃらないことを心から願いながら、
これからも両団体が相互協力し、益々発展していくことを祈念いたします。

ありがとうございます。


韓国税務士考試会 会長 金完鎰
タグ:国際交流
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